ダイヤモンドには価値がない?!

日付:2017年2月10日
カテゴリ:ダイヤモンド

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ダイヤモンドの価値とは果たしてどれぐらなのでしょうか。

購入する方としては非常に気になると思います。

今回はその価値についてお伝えします。

 

 

ダイヤモンドの価値はゼロ?

 

 

いきなりこんなことを言うのもあれですがダイヤモンドの資産価値はゼロと言っても過言ではありません。

ダイヤモンドを売っている私が言うと「え、そんなこと言っていいの?」と思うかもしれません。

いいんです。嘘はつきたくありません。

それにダイヤモンドには別の価値があります。それについてはあとでお伝えします。

 

ダイヤモンドをジュエリー買い取り専門店に売りに出しに行ったら、とんでも値段を提示されてびっくりした。

そんな話を聞いたことありませんか。

ダイヤモンドの値段というものはあってないようなもの。

お店によって大きく違いますし、ブランドによっても違います。

カットによっても、クラリティによっても、カラーによってもカラットによっても変わります。

仕入れ値はある程度決まっていますが、小売り価格は売る人が決めています。

 

なので、よくないお店ではあまりよくないダイヤモンドを高額で売ることもあります。

そんな場合、もし50万したとしても、ジュエリー買い取り専門店に出したら1万と言われたりします。

もちろん、その買い取り専門店も利益を取らないといけないのでそれぐらいの価格提示を言うのですが、結構ショックですよね。

仮に小売り価格100万円の1カラット以上のダイヤを買い取り専門店に持っていったとしても、十分の一の値段が付くかどうかです。

いや、つかないでしょうね。。。。

ただ1カラット小売り価格で200万以上したものは、貴重なダイヤとして買い取り専門店に持っていってもある程度の値段が付く可能性もあります。

このクラスはカラーもDやE、クラリティもVVS~VS、カットもトリプルエクセレントであるからです。

 

これがダイヤの現実です。

 

 

ダイヤモンドてそもそも何?

 

 

ダイヤモンドは希少な石として知られていますが、ダイヤモンドはどのようにして地上に誕生したのでしょうか。

実はものすごーーーく長い歴史をたどってダイヤモンドは出来ています。

 

ダイヤモンドはキンバーライト(またはキンバレー岩)という火山岩の中にあります。

キンバーライトの大半の部分は7000万年前から1億2000万年前、つまり白亜紀と呼ばれる時代に生まれました。

そしてこのキンバーライトに絶対にダイヤモンドが含まれているわけでありません。

ダイヤモンドはマントルの圧力ででいます。

そのマントルはマントル内の深さが120キロメートル、温度が1000度付近が限度でなければなりません。

これがダイヤモンドが出来る条件なのです。

ダイヤモンドはこの条件が満たされない場合はただの炭になったりします。

 

これだけはるか昔のものが今採掘されているのです。

1億年前てもう気が遠くなりそうなぐらい昔ですよね…。

その長い歴史をダイヤモンドが持っていると思うと、なんだか神秘さを感じるのではないでしょうか。

 

その神秘さもダイヤモンドの魅力の1つと言えるでしょう。

 

 

そんなダイヤモンドは昔から人々を魅了してきました。

今ほどカットや研磨の技術が優れないときから、ダイヤモンド愛好家はいました。

キレイだから、貴重だからダイヤモンドが高いのではないのです。

昔から人気で需要が高いため値段が高いのです。

 

 

ではなぜ人気なのでしょうか。

 

 

まず挙げられるのがやはり神秘さです。

そしてキラキラ感がすごい。

顔周りにダイヤモンドのジュエリーを身に着けるとパッと明るく見えます。今の研磨技術はすばらしいですね。

また、希少性の高い石というのも人気の1つになっています。

 

さらに言えるのが、人気だから人気ということ。

 

人気のものてどんどん人気になりますよね。

例えばとある芸能人が人気になってきたら、今まで興味なかった人まで気になりだして好きになったりします。

そういった連鎖反応が起こって大人気になります。

それがダイヤモンドにも起こっていると言えます。

ダイヤモンドは人気だから人気なのです。

 

 

ダイヤモンドはなぜこれほど高いの?

 

 

ダイヤモンドが人気な理由はわかりましたが、なぜこんなに高いの?そんなふうに疑問に思うかもしれません。

しかしダイヤモンド、実はこれでも昔に比べると小売価格は値下がりしています。

バブル時代は今より1.5倍は高かったです。

今の値段がキープ出来ているのは、人件費の安いタイやインドなどで研磨されているからです。

もし今後タイなどの人件費が上がると、ダイヤモンドの価格も上がっていきます。

なので、高いと言っても今が安く買い時なのは言うまでもありません。

 

そうとは言っても、やはり高いと感じる方が大半だと思います。

そもそもそんなに価値あるの?と思う方もいるでしょう。

 

それは先ほども挙げたように、値段としての価値は実はそこまでではありません。

もちろん、珍しい大きなダイヤだったりカラーダイヤモンドだったりする場合は価値がありますが、めったに市場に出てきません。

私はダイヤモンドには価格ではない価値があると思っています。

 

では私たちが手に出来るダイヤモンドの本当の価値とは何なのでしょうか。

 

 

結局ダイヤモンドの価値て何?

 

 

では本当のところのダイヤモンドの価値て何なのでしょうか。

私はダイヤモンドの本当の価値は付加価値にあると思っています。

私がきれいなダイヤモンドしか今は扱っていないのはこの付加価値を重視しているからです。

もし金儲けのためなら、いいものからよくないものまでの、たくさんの種類のダイヤを用意して売るでしょう。

その方が売れる幅が広がります。

でも私がしたいのはそうではないです。

 

 

ダイヤモンドの付加価値とは

 

 

ダイヤモンドの付加価値、それは身に着ける人が心から喜んで身に着けれるかどうかにあると思っています。

 

私は常日頃「ジュエリーとは助演女優だ」と語っています。

助演女優は決して主役ではないけれど、主役を引き立たせる力があります。

つまり、ジュエリーは身に着ける人を引き立たせる、着ている服を引き立たせる。

それによりその人を内側から外側まで魅力的にする。

そんな力があると思うのです。

 

ダイヤモンドも同じではないでしょうか。

 

ダイヤモンドのジュエリーを身に着けて嬉しくない人がいるはずありません。

身に着ける人は何か動機があって身に着けます。

例えば

・大好きな人からもらった大切なジュエリーだから

・これを身に着けると元気になれるから

・キラキラとしたものを身に着けて心もリフレッシュしたいから

・大事な仕事があるので、気合を入れていきたいから

・自分の誕生石だから

・お守りのような存在だから

などです。

決してネガティブな感情からダイヤモンドのジュエリーを身に着けることはないのです。

 

それなら、きれいなダイヤモンドを身に着けてほしい。

きれいさこそ付加価値が高い。

私はそう思い、きれいなダイヤモンドしか扱わないことにしています。

 

 

 

もしこれからダイヤモンドのジュエリーを買いたいと思っている人は参考にしていただけたらと思います。