最近流行りのゴールドフィルドて金メッキとどう違うの?

日付:2016年8月27日
カテゴリ:素材,金属アレルギー

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と、題名のように疑問に思われてる方多いと思います。

ゴールドフィルドは数年前に登場しました。

私が覚えている限りでは5年ぐらい前かな。

2011年の夏、私はドイツにいたのですが、このときに初めてゴールドフィルドを知りました。

ドイツの彫金教室で「これは金が上に施されていて剥がれないけど、熱はあてれないからね」と言われ

「へー!そんなのあるんや!」と驚いたのを覚えています。

このころは金メッキのことかな??と思っていたのですが、よくよく考えたらこれがゴールドフィルドでした(笑)

 

さて、そんなゴールドフィルド。見た目は非常に金メッキと似ています。

むしろ呼び方が違うだけで同じものだと思っている人もいるかもしれません。

 

ですが、ゴールドフィルドと金メッキは全く違うものです。

 

ゴールドフィルドと金メッキの違い

 

GFと金メッキの違い

 

まず、画像にあるように、ゴールドフィルドと金メッキでは上に施している金の厚みが違います。

簡単に言うと

ゴールドフィルドは分厚いし頑丈。がっしり!

 

金メッキは薄い。ぺらり。

 

という感じです。

 

巷の安いアクセサリーは金メッキです。

ゴールド色がやはり女性には人気なので、ニッケルや真鍮の素材に金メッキをしたものが巷にはゴロゴロしています。

金メッキは上に書いたように、金が薄い。なので放置して空気にさらしているだけで剥がれてきます。

 

なぜでしょうか??笑。

これは私の予想なのですが、画像にあるように金メッキは電気分解で地の金属に着けますよね。

で、空気中にも当然プラスマイナスの電気が存在しているわけです。

これが知らぬ間に化学反応を起こし、剥がれているのではないかと思います。

 

あと金メッキは剥がれるため前のブログに書いたように、金属アレルギーの方は要注意です。

 

 

金メッキとは違って分厚いゴールドフィルド

 

 

これはがっちり地の金属と絡み合っているので中々剥がれません。

そのため、金属アレルギーでは上のゴールドの方が関係します

例えば引っ付けている上の金属が14金なら14金のアレルギーでなければ身に着けられます。

 

耐久性に優れ、しかも見た目は金。でも普通の金より当然安い。

ということで最近では特に人気を集めています。アメリカではポピュラーな素材です^^

 

ちなみにゴールドフィルドはGF(gf)と表します。

例えば14金GFなら引っ付けている上の金属は14金、18金GFなら引っ付けている上の金属は18金になります。

 

 

ちなみにちなみに、、、

紀○製作所やパー○クラブなどのようなアクセサリーパーツ屋さんのゴールド色はほとんど金メッキです。

ゴールドフィルドも扱っていますが、ごくわずかです。もちろん、ゴールドフィルドはゴールドフィルドと表記しています。

 

なので手作り品を買うときはその素材がたとえ金色でも金メッキと思ってください。

そして金属アレルギーには注意してください。

もしゴールドフィルドを使用の場合はほぼ100%の確率で「ゴールドフィルド」と素材に明記されると思います。

金メッキのものとゴールドフィルドのものではゴールドフィルドの方が高いからです^^;

 

あ、そうそう金(18金や14金など)は作っているブランドや場所によって色味が微妙に違います。

なのでゴールドフィルドも金メッキもブランドやお店によって色味が微妙に違います。

 

 

…そういや、たまにお店でゴールドプレートというのを聞いたりしませんか?

あれ、何だと思います?

 

 

それについてはまた次回お話しします!笑