1個1カラットと0.1×10個で1カラットのダイヤ

日付:2016年11月15日
カテゴリ:ダイヤモンド

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1カラット以上のダイヤモンドは価値が高いと言われています。

天然のダイヤモンドは当たり前ですが、色々な内放物を含んでいたり、色がところどころ違ったりします。

それを研磨してカットきれいなところだけ残すのです。

なので原石よりずっと小さくなります。

 

これが1カラット以上のダイヤモンドは価値が高いと言われる所以です。

 

婚約指輪に1カラット以上のダイヤモンドを選ぶ人はあまりいません。

理由は簡単で、予算の問題が大きいからです(笑)

1カラット以上のダイヤモンド、しかも婚約指輪クラスになると、最低でも100万以上します。

 

ではもう少し小さいダイヤモンドを集めて、合計で1カラット以上になるようにしたらその価値はどうなのでしょうか。

また気になる価格もどうなるのでしょうか。

 

 

指輪の内側には刻印がある

 

その前に、指輪の刻印についてお話しします。

指輪の内側には大抵「その指輪の素材」「石の大きさ」が刻印されています。

石の大きさとは例えばダイヤモンドなら「0.35」とかです。カラットの「ct」はあるときと無い時があります。

そして注意が必要なのが、ダイヤモンドは大抵その合計の大きさが刻印される、ということです。

例えば0.1カラットのダイヤモンドが5個ついていたら、0.5ctといった具合です。

また、真ん中に大きなダイヤモンド、周りに小さなメレダイヤモンドが並んでいるデザインの場合は

真ん中のダイヤの大きさと周りのダイヤの合計の大きさ

が刻印されることが多いです。

 

ということは、小さいダイヤモンドが並んでいる指輪も、一見1カラットのダイヤモンドがついているように見える、ということです。

 

 

でも価値はまったく違います。

 

1個で1カラットのダイヤモンド

10個の合計が1カラットになるダイヤモンドたち

どっちが価値があるというと、冒頭に述べたこともあり、1個で1カラットのダイヤモンドの方が価値があると言えます。

価格も

1個で1カラットのダイヤモンド10個の合計が1カラットになるダイヤモンドたち

となります。

もしあなたがどっちも結局1カラットだし、安い方にしようと思っているなら要注意です。

もちろん、価値の差をご存知で好きな方を決めるなら問題ありません。

ただ、価値の差を知らなくて、どっちも同じ価値だと思っていて、価格の安い「10個の合計が1カラットになるダイヤモンドたち」を選ぶ、ということはしない方がいいです。

 

最近は婚約指輪は需要が減っています。

ここにあまりお金を費やしたくない。そう思っている方々もたくさんいます。

そこで各ブランドが出したのが、小さいダイヤモンドを並べて大きく見せる戦法です。

少し離れてみると、1つの大きなダイヤモンドに見えないこともありません。

しかも価格が安い。

 

この戦法、成功していて、わりと人気があります。

 

どんなデザインを選ぼうと本人の自由ですが、ダイヤモンドの価値は知ったうえで選んでほしいなて思います。

また、将来歳をとったときにも、恥ずかしくないダイヤモンドをこのときに選ぶことも重要です。