婚約指輪は給料3か月分。
こんなこと聞いたことあるでしょうか。
これを聞いたとき恐らく男性は
「え、給料の3か月分も出さないといけないの?!」と思うかもしれません。
それとも「給料3か月分で一生文句言われないなら、喜んで出す!」という人も
いるかもしれません。
ところでなぜこの給料3か月分になったかご存知でしょうか。
今日はそのことについてお話しようと思います。
最初に結論から言うと、この給料3か月分というのは嘘です。
別にこれじゃないといけないなんてことはありません。
これ以上でも以下でもOKです。
どういうことかというと、この給料3か月分というのは
とあるジュエリー会社のマーケティングが関わっているんです。
バレンタインデーがチョコレート業界が仕掛けたということは
よく言いますよね。
あれと同じです。
給料3か月分はアメリカのダイヤモンドで有名なデビアス社が仕掛けました。
まだ日本で、というか世界で婚約指輪にダイヤモンドを使うことが
根付いていない1970年代にCMでバンバン「婚約指輪は給料の3か月分」ということを流しました。
その効果は抜群。なんと80年代では70%以上の婚約指輪にダイヤモンドがつけられたみたいです。
なぜ給料3か月分だというと、それだけの値段のモノをデビアス社が売っていたからです。
ただそれだけ。
この時デビアス社が給料1か月分などと言っていたら
きっとこっちが根付いていたでしょう(笑)
しかしここで1つ面白い話があります。
実は給料3か月分というキャッチフレーズは日本だけでした。
ヨーロッパでは給料2か月分
アメリカでは給料1か月分
というキャッチフレーズだったようです。
(さすがに給料1か月分のキャッチフレーズは使ってなさそうに思いますが…)
なぜ国によって違うのか。
それは当時の為替の問題です。
アメリカから輸入すると当然ドルから円に換わります。
これが当時だと円安でアメリカのものが3倍だったということです。
へー!!という感じですよね。
よく考えられています。
日本ではこの「婚約指輪は給料3か月分」という言葉だけ残り
それに左右された男性も大勢いると思います^^;
今では婚約指輪と言えばダイヤモンド付きが根付いています。
ダイヤモンドの質にも寄りますが大抵給料1か月分以上払う人が多いでしょう。
ただ人によって給料も様々。
とりあえずご自分の給料と思っていただいたらパートナーも納得いくと思います。
でもあまり周りに左右されず
自分で決めた、もしくはパートナーと一緒に決めた
好きな婚約指輪をつけたらいいと私は思います♪